
平成25年度 研修委員会事業「印刷紙器工場見学会」
去る、3月29日(土)に研修委員会主催の工場見学会が行われました。
場所は埼玉県吉川市にある日包興業株式会社様です。
日包興業株式会社様は本社は葛飾区宝町(組合葛飾支部所属)にありますが、埼玉県吉川市には「吉川光沢化工紙工場」と「吉川印刷紙器工場」があり、他にも埼玉県八潮市に「八潮印刷工場」、江東区森下には「森下光沢化工紙工場」を持たれていて、組合員の皆様も印刷や表面加工等でお世話になっているかと思います。今回は、4つの工場の中でも吉川にある光沢化工紙工場と印刷紙器工場を見学させて頂きました。
研修委員会は嶋田常務理事が発案し2年前に発足して、講演会を中心とした活動をしていましたが、昨年からは業界の若手を集めて勉強会の形で再スタートしました。現在、組合の中に青年部という組織が無いなか、嶋田常務理事が委員長となり自らの青年部活動の経験を活かし、若手を育てる仕組み作りに力を注がれています。
現在、登録メンバーは7名で通常の勉強会を月に1回のペースで開き、紙器業界を盛り上げ自らも勉強になる企画を進めるべく頑張っています。
今回の企画も、メンバーの一人である有限会社飯田紙器製作所の飯田剛弘氏の発案で「自社では打ち抜き加工と貼り箱製造を主に仕事をしているが、印刷の現場や他社の加工現場を見て勉強してみたい。」と言うことで決まりました。
当日は好天に恵まれ暑いくらいの陽気の中、午前11時45分に紙器センタービル前に集合して、大型バスがほぼ満員となる中、猪俣専務理事が参加者に御礼の挨拶を述べた後、一路埼玉県吉川市に向かいました。
参加者は当初の予測を大幅に超える、23社45名(+事務局の中田さん、株式会社紙器広報センターの田沢さん)となり、土曜日開催を利用して社員の皆様の見学研修を兼ねている企業もたくさんいらっしゃいました。
往路の車中では、飯田氏の司会進行の中、配られたお弁当を食べながら今回の企画の趣旨説明や一日の予定などが話され、その後当日参加した研修委員会のメンバーの自己紹介や参加企業の代表者の挨拶などが行われ移動時間もあっという間でした。
予定通りの13時には日包興業株式会社 吉川第一工場(光沢化工紙工場)に到着し、元組合常務理事の岡本哲男顧問を初めとする大勢の皆さんのお出迎えを頂きました。岡本氏からは歓迎の挨拶と人数が多い為にA、B、C、Dの4グループに分かれて見学するなどの説明があり、担当の皆さんに引率されて工場内を見学しました。
綺麗に整理清掃された工場内では、プレスコートの機械や最新の検知器付きPP貼り機、エンボスの機械を見せて頂き、また、現場で作業されている皆さんも見学者の質問に丁寧に答えて頂き、素晴らしい対応に参加者は一様に感激しました。
※写真をクリックすると拡大します
猪俣専務の挨拶 | 岡本顧問による説明 |
ラミネート機 | ラミネート機 |
社員の方による説明 | 工場内風景 |
工場内風景 | 検知器付きPP貼り機 |
|
|
検知器付きPP貼り機 |
第一工場を1時間ほど見学してから次の第2工場(印刷紙器工場)に移動して見学を開始しました。こちらは、最新のUV8色印刷機、UV6色印刷機をはじめ、自動平盤打抜機、L全判のビクトリア打抜機、半自動のタオシ、全自動グルアーなど印刷紙器を製造する為の設備が揃っていて、それぞれの部門でたくさんの質問がなされました。
また、私も今回初めて見せて頂いた、カード製造部門は断裁、ブッシュ抜き機(ツナギ無しでカードを抜く機械)、40種類まで丁合出来るカード専用丁合機などが設備されていて、トランプやカルタ、カードゲーム用のカードなどを自社内で製造出来ることに驚かされました。
今回の工場見学は日包興業株式会社様のご厚意により、お忙しい中大勢の見学者を受け入れて頂きました。
岡本顧問を初めとする社員の皆様の会社を挙げてのご協力に、心から感謝すると共に、日包興業株式会社様の益々のご発展をご祈念致します。
文章:
HP委員会 大瀧敏裕氏
※写真をクリックすると拡大します
全自動グルアー | 自動平盤打抜機 |
自動平盤打抜機 | UV8色印刷機 |
UV6色印刷機 | L全判ビクトリア打抜機 |
カード専用丁合機 | カード製造部門 |
質疑応答 | 質疑応答 |
記念撮影 | 記念撮影 |